追手門学院大学が、国内大学初の学内システムの完全クラウド化達成

追手門学院大学は、2021年4月のシステム移行において、教育および事務系のサーバを含む大学内のシステムの完全クラウド化を実現した。追手門学院大学によると、国内の大学では初めて。

2019年4月の新キャンパス・茨木総持寺キャンパス開設においても、キャンパス内に物理的なサーバは設置せず、外部のクラウドサービスを導入。システムの拡張性と耐障害性を高めてきた。さらに2020年度までに学生・教職員約8,000名が利用するシステムの約4割をクラウド環境で運用していたことから、コロナ禍でも迅速なサーバ増強が可能となり、全国でも数少ない授業期間を変更せずオンライン授業への切り替えを実現した。

今回は、最後に残存していた複数システム(150以上のサーバ群)を統廃合し、全てクラウド環境へ移行。移行先には、日本アイ・ビー・エム株式会社が提供する「VMware on IBM Cloud」を新規採用し、強固なセキュリティ環境と高いコスト・パフォーマンスを実現した。追手門学院大学によると、クラウドサービスを提供する主要メーカーで完全クラウド化を実施した大学はなく「国内の大学で初めて」という。

追手門学院大学は、大学等におけるデジタル・トランスフォーメンション(DX)を推進する文部科学省の新規事業「デジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン」に採択されており、10G通信基盤の整備や、教育ビックデータを活用した学生個人の最適な学びを支援する「AIティーチングアシスタント」の構築を目指す「OIDAI DX推進計画」を推進している。

今後、拡張性の高いクラウド環境を基盤にして、さらに取り組みを加速させ、学修者である学生本位の教育の充実を進めていく。

参考:【追手門学院大学】拡張性の高いシステム基盤で教育DXをさらに加速 大学初 情報システムの完全クラウド化を実現

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