Night Tempo「昭和グルーヴ」シリーズ第8弾は中山美穂!

海外で巻き起こっているジャパニーズ・シティ・ポップのブームが日本のメディアでも紹介されている中、その象徴的な「プラスティック・ラブ」現象を巻き起こした立役者の一人=韓国のプロデューサー/DJのNight Tempo。5月に発売したコンピレーション『Night Tempo presentsザ・昭和アイドル・グルーヴ』が話題を集める中、6月18日(金)に新たな昭和グルーヴがリリースされることが決定。 今回取り上げるのは、80年代アイドルの最高峰の一人、今なお女優、歌手として現役で活動を続ける中山美穂。彼女の代表曲2曲「CATCH ME」「WAKU WAKUさせて」をオフィシャル・リエディットして、『中山美穂 – Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ』として発売。 彼が、幼少の頃、初めて聞いた昭和ポップスが中山美穂の「CATCH ME」。多くのインタビューでも語っているように、この曲に衝撃を受けたNight Tempo少年は、この作者である角松敏生氏の作品を更にディグしていく中で、ジャパニーズ・シティポップへと傾倒していくこととなる。そんなキャリア原点となる「CATCH ME」を念願叶ってオフィシャル・リエディット。そして、もう1曲の収録曲は彼女の鉄板ヒット「WAKU WAKUさせて」。この2曲を昭和グルーヴとして令和にアップデート。 今回のジャケットも一連の「昭和グルーヴ」シリーズを手掛ける韓国のイラストレーター、tree 13氏によるもの。彼女のシングル「CATCH ME」をモチーフにしたカラフルでポップなイラストに仕上がっている。松原みき「真夜中のドア/Stay With Me」のリエディットが発売後4カ月経っても、特に北米、東南アジアでのストリームが堅調な中、リリースされる注目の本作。今年11月に行うロサンゼルスでのライヴもアナウンスされ、日本でのライヴが非常に待たれるNight Tempo。彼の活動から、引き続き目が離せない。

1.CATCH ME (Night Tempo Showa Groove Mix)

オリジナルは中山美穂11枚目のシングルとして1987年10月にリリース。当時、彼女が主演していたフジテレビ系ドラマ『おヒマなら来てよネ!』の主題歌に起用され、彼女にとって初のオリコン・シングル・チャートで週間1位を獲得という記念すべき楽曲。そして、この楽曲を作詞・作曲・プロデュースを手掛けたのは、ジャパニーズ・シティポップの代名詞的アーティストの一人、今も第一線で活躍するシンガー・ソングライターの角松敏生氏。Night Tempoが「神」と呼ぶ角松氏作品のオフィシャル・リエディットを手掛けるのは2019年に発表した杏里「Remember Summer Days」「Lady Sunshine」(『杏里 – Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ』収録)以来。同年12月に行われた角松氏のコンサート・バックステージで奇跡の対面を果たしているNight Tempo、思い入れの強いこの曲を、グイグイ引っ張る力強いグルーヴで見事、令和スタイルへ昇華。

2.WAKU WAKUさせて(Night Tempo Showa Groove Mix)

彼女の8枚目のシングルとして、Night Tempoが生まれた年、1986年の11月にリリース、彼女の代表曲の一つとして語られながらも、オリコン・シングル・チャートでは最高位3位。こちらも本人主演のフジテレビ系ドラマ『な・ま・い・き盛り』主題歌に起用された。この楽曲を手掛けたのは稀代のヒットメイカー・コンビである、松本隆氏(作詞)と筒美京平氏(作曲)。この主張の強いアッパーな楽曲をNight Tempoは原曲へのリスペクトを込めて丁寧且つアグレッシヴなビートでリエディット、令和のダンスフロアで機能するトラックが完成した。

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