YouTubeが世界中で話題となり名門デッカと契約したアルゼンチン発の異色デュオ、カンデ・イ・パウロに称賛の声続々

2017年のYouTube動画が1,200万再生を超えるなど世界中で話題となり、2020年に名門デッカ・レコードと契約を果たしたアルゼンチン出身の異色デュオ、カンデ・イ・パウロのデビュー・アルバム『カンデ・イ・パウロ』が本日6月4日に発売となった。

また、「これからビッグになる大注目のデュオだ」(グレゴリー・ポーター)、「彼らの音楽には一瞬で恋に落ちた」(NPR)、「もし抗いがたいほどの美しい音楽を創り出すアーティストを探しているなら、カンデ・イ・パウロこそあなたが求めているものだ」(Spindle Magazine)、など世界中から早速称賛の声が続々と到着している。

Youtube:Cande y Paulo - Barro Tal Vez (Buenos Aires Live Session)

本作はジョニ・ミッチェル、ボブ・ディラン、ハービー・ハンコック等を手掛けるラリー・クラインプロデュースのもとロサンゼルスでレコーディング。アンソニー・ウィルソン (g)やビクター・インドリッツォ (ds)といった名手も脇を固め、「サマータイム」や「僕は待ち人」、「リミット・トゥ・ユア・ラヴ」等幅広いジャンルの楽曲を題材にこのデュオが持つシンプルでセンチメンタルなサウンドが最大限に表現されている。なかでも母国アルゼンチンから生まれた「バロ・タル・ベス」と「プレグンタン・デ・ドンデ・ソイ」のエモーショナルなアレンジは必聴だ。

5月にはNPRの人気企画「タイニー・デスク・(ホーム)・コンサート」にも出演し大きな反響を呼んだカンデ・イ・パウロ。7月14日、15日には世界最大級の音楽祭であるモントルー・ジャズ・フェスティバルへの出演も決定するなど、急速に注目を集めている。

そんな彼らによるデビュー・アルバムの日本盤には限定ボーナス・トラックとして、梶芽衣子との共演による「修羅の花」を収録。「修羅の花」は梶芽衣子主演による映画『修羅雪姫』(1973)の主題歌で、梶の大ファンだというクエンティン・タランティーノによる映画『キル・ビル』(2003)で劇中歌として使用され世界的な知名度を獲得した1曲だ。

同じくかねてより梶の大ファンだったというカンデ・イ・パウロから梶へのラブコールにより、世代と国境を越えた今回の共演が実現した。アブストラクトなパウロ・カリッソによるトラックに乗せて、カンデ・ブアッソの繊細な歌声と梶の力強いヴォーカルによる鮮やかな対比が強い印象を残す。楽曲の新たな魅力を引き出している必聴の仕上がりだ。

©荒木大甫

今回の共演について、梶は「この度はステキなお話をいただきまして大変光栄に存じます。楽曲は私の映画『修羅雪姫』の主題歌です。48年前の作品です。カンデ・イ・パウロの歌を聞かせて頂きまして、とても感動いたしました。美しい声、そして日本語の響きがステキで私の歌と合わせてどのようなことになるのか、大変楽しみです。この度のお話をいただいて少しでもお役に立つことが出来るなら、何より嬉しく思います。心よりありがとうを申し上げたいです」とコメントしている。

■リリース情報

カンデ・イ・パウロ 

デビュー・アルバム『カンデ・イ・パウロ』発売中 

SHM-CD UCCM-1263 ¥2,860(税込)

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