【U―24】悪天候でドタバタ…急きょ札幌ドームのブルペンで練習!

リモート会見に応じた反町康治技術委員長

東京五輪世代のU―24日本代表がまたしてもアクシデントに見舞われた。A代表の国際親善試合ジャマイカ戦(3日)を受けて急きょ日程変更で札幌入りし、兄弟マッチに臨んだが、4日にも暴風雨の影響で大幅にスケジュールが変更となるなど、ドタバタ劇を強いられた。

主将のDF吉田麻也(32=サンプドリア)ら選手たちによると、5日のU―24ガーナ代表戦に向け、北海道から福岡入りする予定だったが、登場予定の飛行機が到着せず、予定が立たないことから、しばらくは出発ロビーに置いてあったテレビを使って、前日の兄弟マッチを振り返りながらミーティングを開催したという。

その後、出発まで時間が空くことから札幌市内に戻り、札幌ドームで練習を行うことになったが、格納型のピッチはすでに撤収されていたためブルペンで調整を実施。その後、慌ただしく空港に戻ったが、DF吉田は移動バスの車内でオンライン会見に対応するなど、慌ただしい1日となった。

U―24代表の横内昭展監督(53)は「想定外だがどうにもできないことなので。選手も前向きに捉えている」と語ると、反町康治技術委員長(57)も「経験を積んでたくましくなることが必要。海外ではよくあること。それを理由に勝てませんでしたいうわけにはいかない。(どんな状況でも)『何クソっ』てやるのが使命」とした。

予定外の日程変更や長距離移動でコンディション調整も難しくなっているが、アクシデントを乗り越えてメダル獲得へ突き進むはずだ。

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