【ボクシング】防衛戦に臨む井上尚弥「100%の仕上がり」 見据えるドネア戦

井上尚弥(大橋ジム提供)

WBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(28=大橋)が、IBF同級1位のマイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)との防衛戦(19日=日本時間20日、米ネバダ州ラスベガス)へ万全の準備をアピールした。

先月29日にスパーリングを打ち上げ、9日に渡米予定で、これまでの調整は順調そのもの。4日にオンラインで取材に応じた井上は「体は100%仕上がっている。あと2週間、体の疲れを抜いて、当日に気持ちを100%に持っていけるようにするだけに」。

勝利を奪うイメージも鮮明なようで「長身サウスポーなので距離感だったり、突破口だったり、ディフェンス面だったりいろいろ気をつけないといけない。一発を気をつけながら、攻め急がずゆっくり調理していこうと思っている」と不敵な笑みを浮かべた。

ファイトマネーは、昨年10月に今回と同じラスベガスで行ったジェーソン・モロニー(31=オーストラリア)戦に続き、100万ドル(約1億1000万円)。軽量級では破格の待遇にふさわしいKO劇でダスマリナスを倒し、その先には先月29日にWBC王者となったノニト・ドネア(38=フィリピン)との対戦を見据える。

「ドネアがWBCベルト持っているし、4団体統一には必要なベルト。次に試合で無事勝つことができれば、必然的にその流れになると思う」と語った。

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