日産の新型電気自動車アリア、日本専用特別限定車の予約受付を開始

日産自動車が、6月4日に新型電気自動車「アリア」の日本専用特別限定車のお披露目を行なった。同社は専用の予約サイトを開設し、日本国内での予約受付も開始した。

アリアは、2020年7月に発表されたクロスオーバーEV。今回予約注文が開始されたのは、日本限定仕様の「アリア・リミテッド」だ。66kWhバッテリー搭載の2WDと4WD、91kWhバッテリー搭載の2WDと4WDの4グレードが発売される。

日産にとっての新たなフラッグシップ

披露会に登壇した日産自動車の星野朝子執行役副社長が「英知を宿すモンスター」と表現したように、アリアには日産がつちかってきた電気自動車のノウハウと技術が満載。同社にとっては新たなフラッグシップカーとなる。

「プロパイロット2.0」や「プロパイロット リモート パーキング」といった先進運転支援技術も標準搭載される。

プロパイロット2.0は、高速道路の運転で速度や車線維持をアシスト。ハンドルから手を放した状態でドライブが楽しめる。

プロパイロット リモート パーキングは、車外からの操作によって駐車場での出し入れが可能になるという機能だ。

オンラインでの検討や予約、購入が可能に

専用の会員サイト「クラブアリア」も用意され、ユーザーの「知りたい」「見たい」「見たい」「試乗したい」「予約したい」「検討したい」「購入したい」といった思いに応え、購入後のアフターフォローにも対応していく。

アリアの販売において、オンラインでの予約・購入などデジタルでの取り組みにも力を入れていくとのことで、クラブアリアは情報やサービスを発信・提供するためのハブの役割も果たす。

たとえば、クラブアリア内のコンテンツのひとつ「VIRTUAL ARIYA(バーチャル・アリア)」では、オンラインでアリアの外観や内装の細部をチェックできる。ARコンテンツによって、自宅の駐車場にアリアを置いて、“アリアがある生活”をイメージすることも可能だ。

アリア・リミテッドの価格は660万~790万200円で、今冬には納車されるスケジュールを予定している。日本で先行して販売が行われるが、アメリカやヨーロッパといった海外市場でも、順次、予約注文のためのサイトを作っていく予定だ。

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