IRで周辺地域もビジネスチャンス 九州推進協がセミナー

九州IR推進協がオンラインで開いたセミナーでIR産業によるビジネスチャンスを説明する梶氏

 長崎県佐世保市のハウステンボス(HTB)へのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致を後押しする九州IR推進協議会(KIRC)は4日、IR産業がもたらすビジネスチャンスなどを考えるセミナーをオンラインで開いた。
 KIRCは、県のIR誘致を支えるため、九州経済連合会などの経済界や行政、議会などの団体で4月に発足。活動の一環でセミナーを初めて企画し、国内外の専門家ら5人が海外の事例を交えて観光や経済への効果などを解説し、約300人が視聴した。
 IR関連の非営利団体「GSAジャパン」代表の梶武司氏はIRを整備・運営する事業者に対し、資材や交通、エンターテインメントなどで商機が生まれるとし、「単価、品質、安定供給がキーワードになる」と強調。周辺地域にも人口増加などによるビジネスチャンスが生まれるとした。
 KIRCの会長を務める麻生泰・九経連会長はあいさつで「(KIRCでは)より多くの企業とIR事業者のビジネスがつながるサポートを検討していく」と述べた。

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