キャンプで活躍する扇風機/サーキュレータは電池+コンセント2Wayがオススメ!暑さとジメジメに効くコンパクトファンとは

キャンプ大好きアメリカ在住ライターの舟津カナです。夏間近。太陽が燦燦と輝く季節は外に出て遊びたくなりますが、暑さ対策を怠ると熱中病になる恐れも! パラソルやタープで日差しを遮ることはできますが、湿度が高い日本は風がないと涼しさを感じません。今回は、自宅の中ではもちろん電源がない野外でも活躍するコンパクトな扇風機を、筆者が愛用するRYOBI(リョービ)の扇風機とともに紹介いたします。

キャンプで役立つ、コンパクト扇風機を選ぶポイントは?

扇風機(ファン)は、手で持つ小型のモノから、羽のないモノなどさまざま。近年は、空気を循環させるサーキュレーターも人気ですが、野外で使用する場合は何を基準に選べばよいでしょうか?

扇風機(ファン)とサーキュレーターの違い

筆者撮影

見た目の違いは分かりにくいですが、2つは使用する目的が異なります。

【扇風機】
広範囲にやわらかく風を起こし、人が涼をとる目的で使用。

【サーキュレーター】
対してサーキュレーターは、人が直接風を感じるモノではなく空気を循環させることが目的。室内の温度を均一にする効果があるため、暖房機と合わせて冬でも使用する場合があります。

同じ風を生む電化製品ですが、キャンプで「涼」を求める場合は、扇風機(ファン)を選ぶのがよいでしょう。

【選ぶポイントその1】 電源

野外で扇風機(ファン)を使用する場合、一番の問題は電源になります。

家ではコード式のモノがほとんどですが、野外は電源がありません。電源がない場所で使用する場合、電池式か充電式のモノになります。

【電池式のメリット】は、電源がない場所でも予備の電池を持って行けば、いつでも取り換え可能。ただし、電池1つのパワーは限られており、長時間使用するのには不向き。

【充電式のメリット】は、電池代がかからず繰り返し使用でき経済的。ただし、電源が無い場所で、充電切れをおこすと使用できなくなります。

筆者が愛用するRYOBI(リョービ)のファンは充電式ですが、バッテリーを変えることができるため、予備のバッテリーと合わせて長時間使用でき、キャンプに最適。

また、バッテリーだけでなくコンセントでの使用もできるため、家でもバッテリー切れを気にせず使用できます。

【選ぶポイントその2】連続使用時間

筆者撮影

電池式&充電式の場合、連続どのぐらいの時間使用できるかは重要なポイントです。メーカーサイトに「〇〇時間連続使用可能」と表示されているので、それを目安にしましょう。

【選ぶポイントその3】コンパクト性

筆者撮影

ハンディータイプや置き型タイプなどさまざまあります。

ハンディータイプは軽量で首から掛けられるものもありますが、パワーがなく、長時間使用するには不向き。置き型タイプのモノは、大人数でも使用でき、フック付きのモノもあり、テントや車の天井に掛けることができます。

【選ぶポイントその4】静かさ

意外と忘れがちなのがファンの音です。キャンプで寝るときに使用する場合、ファンの音がうるさく眠れないこともります。一度購入する前に稼働して、音を確かめてみましょう。

私が持つRYOBI(リョービ)のモノは、多少音はするものの、寝るときも気にならない程度。もちろん、風量が強ければ強いほど音は大きくなります。

【選ぶポイントその5】機能

筆者撮影

風量、自動首振り、角度の調節など機能の違いがあります。キャンプのときは不安定な場所に置くこともあるため、どんな場所でも角度が動かせて風の向きの調節ができる機能は必須です。

愛用しているRYOBI(リョービ)の「18V ONE+ポータブルファン」の使い心地は?

私が使用しているRYOBI(リョービ)の「18V ONE+ポータブルファン」は、リチウムバッテリー&コンセントの両方が使用できる軽量なポータブルファンです。

家ではコンセントで使用でき、野外ではバッテリーで使用できる優れものです。

筆者撮影
筆者撮影

連続稼働時間はバッテリーの容量により異なりますが、4AHのハイキャパシティーバッテリーの場合は、10時間連続稼働が可能。

我が家のバッテリーは1.5AHなので、ローモードで連続稼働は4.5時間ほど。替えのバッテリーが2つあるため、数泊のキャンプではこれ1つで充分です。

筆者撮影

置いて使用することはもちろん、フックが付いているのでテントの天井に掛けることも、壁に取り付けすることも可能。

家のベランダなど電源がない場所でも使用でき、お風呂場での部屋干しなど梅雨のジメジメを解消するアイテムとしても重宝します。

扇風機(ファン)の風をより涼しくする方法は?

筆者撮影

扇風機(ファン)の風は、冷房のように冷気を作ることはできません。風がくれば涼しく感じますが、それでも耐えられない場合は、キャンプに持ってきている保冷剤や凍ったペットボトルを使って冷気を作りましょう。

我が家は、いつもクーラーに凍らせたペットボトルを入れているため、それを扇風機(ファン)の前に置き、冷たい風を作っています。

互換性も考慮しよう

筆者撮影

我が家はDIY時に使用するインパクトドライバーなどの電動工具をすべてリョービ製のモノにしているため、扇風機(ファン)も同ブランドに統一。バッテリーを新規に購入する必要がなく、バッテリー代をセーブできました。

筆者撮影

リョービと同様、日本の総合電動工具メーカー「マキタ」もバッテリーの互換性があります。

筆者はアメリカに住んでいるため、リョービのモノが手に入りやすいですが、日本はマキタのモノが手に入りやすいため、DIYでマキタ製の電動工具を使用している人は、マキタのモノがおすすめです。

他にもある!キャンプで役立つコンパクトな扇風機(ファン)

マキタの「充電式ファン」

リョービ同様、軽量でキャンプに最適な扇風機。しかも、切タイマー機能が付いているため、寝るときに便利です。容量の大きいバッテリーを使用すれば10時間連続で使用でき、暑いジメジメした夏の野外活動に最適です。

ただし、リョービもマキタも工具会社のため、デザインが男性的。その点、マキタとコラボして発売されているスノーピークの「フィールドファン」は、落ち着いた色合いでデザイン性◎。パワフルで1.3キロと軽量で機能性も抜群です。

デザイン性抜群!クレイモアの「ファンV600+」

重量600グラムと軽量な充電式ファン。専用三脚に乗せて立てて使えることはもちろん、本体にハンドルがあり、用途によって使い分けができます。野外用のファンは武骨なモノが多いですが、これはスマートなデザインで、家のインテリア家電としても◎

梅雨のジメジにもコンパクト扇風機(ファン)を活用

筆者撮影

キャンプで活用するコンパクト扇風機は、軽量でどこでも置けるため、お風呂場や家干の洗濯物などジメジメした場所に風を送るアイテムとして、梅雨は家でも大活躍!

家でも野外でも使用できるポータブルなコンパクト扇風機は一家に一台あると便利です。

▼こちらの記事もどうぞ

© ハピキャン