【JRA】GⅠへの登竜門、東京・2歳新馬開幕マッチは話題のコマンドラインが快勝! ルメール「終わってみれば楽勝」  

新馬戦で1着となったコマンドライン

5日、3回東京競馬初日に行われた2歳新馬戦(芝1600メートル)で、単勝1・1倍の断然人気に支持されたルメール騎手騎乗のコマンドライン(牡・国枝厩舎)が快勝。道中好位の内で我慢を利かせ、直線ではしぶとく粘る3番人気コンクパールをゴール手前でかわして、1分35秒4(良)の勝ちタイムをマークした。新馬戦としては珍しく、ゴール前からファンから拍手が起きるほど場内が沸いた一戦だった。

ルメール騎手は「まだまだこれからの馬。距離が延びればもっと良さが出ます。跳びが大きい分、反応は遅かったですが、終わってみれば楽勝でしたね。期待通りの走りを見せてくれました」と称賛した。

同馬は父ディープインパクト、母コンドコマンド(母父ティズワンダフル)の配合で、全兄にGⅡマイラーズCなど重賞2着3回のアルジャンナがいるノーザンファーム生産の良血馬。馬主はサンデーレーシング。デビュー前からルメール騎手が「ダービーの(騎乗を)予約しておきます」とリップサービスしたほどの好素材。

3回東京競馬の開幕週で行われる牡・牝混合=芝1600メートルの新馬戦といえば、17年ステルヴィオ、18年グランアレグリア、19年サリオスと後のGⅠ馬を続々と輩出しているビッグマッチ。コマンドラインにもクラシックに向けて大いに期待がかかる。

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