“陸の巡洋艦”を意味するトヨタの本格四輪駆動車「ランドクルーザー」の新型モデル「ランドクルーザー300」が、2021年6月10日（木）に世界初公開される。これは、トヨタのUAE（アラブ首長国連邦）法人が、公式Twitterなどで予告しているもので、当日は動画にてワールドプレミアの様子が配信される予定。果たして新型ランドクルーザー300はどんな姿で登場するのか？ ここでは一般ユーザー、現行オーナー、購入検討者などは新型ランドクルーザー300に何を求めているのか、SNSで挙げられているみんなの声を紹介していく。
トヨタ ランドクルーザーが14年ぶりのフルモデルチェンジへ
2007年のデビューから、今年で14年を迎えたトヨタ ランドクルーザー（ランクル200）。その後継モデルである新型ランドクルーザー300がいよいよ6月10日、UAEの地でワールドプレミアされる。
既に、トヨタのお膝元である愛知県名古屋市の港周辺や伊勢湾岸自動車道では、積載車に載せられ運送中の姿などがSNS上で話題になっていたが、いよいよ正式に発表される形だ。
伝統のラダーフレームに、ラグジュアリーな内外装、そして他を寄せ付けない圧倒的な悪路走破性を誇る4WDシステムを備え、世界中で人気の高いランドクルーザー（ランクル）だが、果たして新型ランドクルーザー300はどんな姿で登場するのか？
SNS上でのみんなの声は？
では、巷では新型ランドクルーザー300にどんな期待感を抱いているのか？ 早速、SNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。
すでにオーダー済の強者も
まずは「こういう車を日本で販売するトヨタはさすが」「早く実車を見てみたい」など、注目度の高さがうかがえる声が挙がっており、中には「先行予約入れてきた」「ランクル200を下取り出して注文した」といった、早くもオーダーに動いている声も見受けられた。
反面「300は当分手が出せないから、200の中古値下がり狙い」などの声も一定数あり、今後、新型ランドクルーザー300発売以降の中古車市場での旧モデルの動向も気になるところ。
やはり多いセキュリティ強化を求める声
そんな中、新型ランドクルーザー300に関してやはり最も多かったのは「盗難被害がさらに増加しないようセキュリティ対策にもっと力を入れて欲しい」「セキュリティを最強にしないと安心して所有できない」「盗難対策を徹底してほしい」といったセキュリティ面を強化してほしいという要望の声。
圧倒的な悪路走破性や耐久性により世界中で高い人気を誇る反面、それ故に盗難率もまた圧倒的に高いランクル。デザインや走行性能もさることながら、新型ランドクルーザー300ではセキュリティ面の強化を求める声が非常に多く挙げられている。
「いかんせん高嶺の花すぎる」
次いで多く挙げられていたのは、価格に関する声。「中東向けだからしょうがないんだろうけど、内装とかどんどん豪華になり高額すぎる。そっちはLXに任せてランクルはある程度価格を抑えてほしい」「今の高級志向より、以前のような頑丈で武骨が売りだった頃に戻ってほしい」「もう少し簡素な内装でも良いので価格を下げてほしい」「80の頃とかは最上級でも400万だったのに、今は倍…。手が出ない」「お金があれば所有してみたい。しかし、いかんせん高嶺の花すぎる」と一様に価格の高さを嘆く声が見受けられた。
変わらぬ性能に疑いの余地なし
盗難率の高さや高価格帯などに関する声が挙がっている一方で「実車はまだ見ていないけど、ランクルと聞いただけで新型でも性能に疑いはない」「なかなか手が出せるモデルではないけど、こういう存在のフラッグシップ車種は大事」と長いランクルの歴史の中で、変わらぬ“キングオブSUV”というキャラクターに信頼を寄せる声も多く見受けられた。
いよいよ発表が迫る新型ランドクルーザー300。世界中のファンがその登場に熱い視線を送っている。
［筆者：望月 達也（MOTA編集部）］
