【競泳ジャパンOP】瀬戸大也 充実の疲労感に「復帰戦とは違う」「すごく前向き」

男子200m個人メドレー決勝は3位に終わった瀬戸大也

競泳のジャパンオープン第3日(5日、千葉県国際総合水泳場)、男子200メートル個人メドレーは東京五輪代表の瀬戸大也(27=TEAM DAIYA)が1分59秒30で3位に終わった。同代表の萩野公介(26=ブリヂストン)は1分59秒43で4位。優勝は背泳ぎで五輪代表の砂間敬太(26=イトマン東進)で1分57秒81だった。

約20分前に200メートルバタフライ決勝(1分57秒74で5位)を終えたばかりだったが、ラスト50メートルの自由形で6番手から一気に3位に浮上。レース後は「最後は上げることができたけど、練習の積み重ねで疲労やスピードが出ない部分が分かったのと同時に練習ができているなと」と振り返った。

約5か月ぶりの実戦復帰となった2月のジャパンオープンでは体力不足が浮き彫りになっていた。

しかし、瀬戸は「力は戻っていると思う」と自信を見せる。今大会も満足いくタイムではないものの「復帰戦は調整をしている中でのレースだったので、あれはベースがない状態での負けだった」。一方で「今回の試合でタイムが悪いのは練習ができていて調整をしていないので、体がきついところがあるということ。そこは全然違うのですごく前向きにできている」と自己分析する。

本番に向けた課題も明確になった。「体の動き、泳ぎを意識しながら五輪期間中ブレないようにしたい」と瀬戸。不安要素を一つずつ解消していく。

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