U―24日本代表が5日に行われたU―24ガーナ戦(福岡)で6―0と圧勝し、来月開幕の東京五輪へ向けて大きく弾みをつけた。
本大会の1次リーグ初戦で激突する南アフリカを想定したガーナ戦。そこで日本が圧倒的な攻撃力を披露した。
まず躍動したのがエースコンビだ。前半16分に右サイドを突破したMF久保建英(20=ヘタフェ)が放った強烈シュートを相手GKが大きく弾き、浮いた球をMF堂安律(22=ビーレフェルト)が左足でダイレクトボレーを決めて先制に成功する。
そして32分には、FW上田綺世(22=鹿島)からのパスを受けた久保が冷静なトラップから左足でゴール。前日4日に迎えた20歳の誕生日を自ら祝うバースデー弾となった。
その後も日本は攻撃の手を緩めることなく、45分に相手のオウンゴール、後半3分にMF相馬勇紀(24=名古屋)、11分に上田、そして44分には途中出場のMF三笘薫(24=川崎)も決めてアピールに成功した。
〝仮想・南アフリカ〟のガーナ戦で役者が揃って活躍して圧勝。猛デモを完了した日本が、目標とする金メダル獲得へ向けて視界良好だ。