人気ロックバンド「DIR EN GREY」が5日、東京・江東区の東京ガーデンシアターで1年4か月ぶりの有観客ライブ「疎外」を開催した。
DIRがついに一歩を踏み出した。同ライブは5月6日に開催予定だったが、緊急事態宣言により延期。会場は感染予防対策が徹底された。リーダーの薫は「このような状況だからこそ、どんなライブになるのか。いまでしか体験できないこと。どういう風になるのか楽しみですね。バンドは一歩、踏み出すことを決めました」と決意を示していた。
コロナ禍でのライブは、普段のように声を出したりはできないが、集まった観客は割れんばかりの拍手でステージ上のメンバーに気持ちを届ける。待望の1曲目は「DOZING GREEN(Acoustic Ver.)」。少しづつ、着実にボルテージが高まる。そして曲が終わるたびに、会場には拍手が響き渡る。
ラストは人気曲「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」。演奏終了後のステージでは、メンバーは手を挙げるなどして感謝の気持ちを観客に届けた。
9月には2年ぶりとなる全国ツアーの開催も決まった。コロナ禍で踏み出したその〝一歩〟は、大きなものとなりそうだ。