「東京五輪は楽しくない。パーティー体験がない」五輪3度出場の海外有名アスリート指摘

選手村での交流も激減しそうだ

海外の元有名アスリートが、新型コロナ禍の東京五輪は「楽しいパーティーがない」と指摘した。

英紙「ミラー」は、女子の元陸上選手でアイルランド代表として五輪に3度出場したダーバル・オルークさんの東京五輪に関する見解を掲載。「私は3度オリンピックに行っているが、自分自身で多くの決定を下すことができた。しかし、今回のオリンピアンにはスケジュールに関する自由がない。自由度が低くなる」と語った。

今夏の東京五輪は新型コロナの感染対策として試合会場はもちろん選手村も厳しい管理下に置かれる。

そのため「オリンピックでいつものようなフェスティバルやパーティーの雰囲気はないと思う。私が時々経験したような楽しいパーティー体験はないでしょう」。選手たちが楽しみにしている大会期間中の様々な〝パーティー〟の開催が難しく、選手の心情を考えるとかわいそうとの指摘だ。

そのうえでオルークさんは「自分の能力と、出場を自分で切り開いたという事実に本当に感謝してください」とアスリートたちへ呼びかけた。

五輪では選手村での〝夜の国際交流〟が注目を集めるが、それほどアスリートたちにとってパーティーは大切なようだ。

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