池江璃花子 100自2位「甘い世界じゃなかった」 女王として臨むも力及ばず…

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 100メートル自由形決勝で2位に終わり、タオルで顔をぬぐう池江璃花子(撮影・高石航平)

 「競泳・ジャパンオープン」(5日、千葉県国際総合水泳場)

 女子100メートル自由形決勝は白血病からの完全復活を目指す池江璃花子(20)=ルネサンス=が54秒26で2位だった。優勝は五十嵐千尋(T&G)で54秒14。

 女子100メートル決勝は8人中6人が鮮やかな「JAPAN」のジャージーだった。そこへ日本選手権女王として臨んだ池江。課題のスタートでやや出遅れるも、前半を2着で折り返し。タッチ差の2位でフィニッシュした。

 「もちろん負けるつもりはなかった。すごい悔しい気持ちでいっぱい」と池江。女王の意地と負けん気を胸に宿すからこそ「そんなに甘い世界じゃなかった」とかみしめた。

 五輪を意識し、予選に注力。唯一の54秒台をマークし、手応えもあった。しかし予選から決勝へ0秒07しか縮まらず。「緊張してしまい、あまり自分のレースができなかった」と振り返った。

 その理由の1つに「まだ日本選手権でしかトップ選手に勝っていないという若干の不安」を挙げた。復帰後初の大舞台が4月の日本選手権。4冠を果たしたが、池江だけがノンプレッシャーで臨んだ舞台でもあった。「大きいレースが積めていなかったのも原因かな」。復帰後の経験全てを糧に、五輪へ備える。