春季北信越高校野球大会が５日、新潟市のハードオフ・エコスタジアム新潟と長岡市の悠久山球場で開幕し、５県の代表８チームによる１回戦４試合が行われた。本県２位の関根学園は悠久山球場の第１試合で長野県１位の松商学園と対戦するも、２―６で敗れ、初戦で姿を消した。この日勝ち上がった４チームによる準決勝は６日、ハードオフ・エコスタジアムで行われる。本県１位の新潟産大附属は左腕・仙田裕汰（３年、大潟町中出）が石川県１位の小松大谷に８奪三振２失点で完投勝利を挙げた。

序盤失点響く課題胸に夏へ　関根学園

　◇１回戦

　【長岡市悠久山】

　▽第１試合

関根学園

０００１１００００　２

２０２２００００×　６

松商学園

　○…関根学園は四回までの６失点が最後まで重くのしかかり、相手に詰め寄ることができなかった。

　関根学園の先発、牧野水樹（３年）は立ち上がりから安定せず、三回途中４失点で遊撃手の滝澤夏央（同）にマウンドを譲った。滝澤はこの回の追加点は許さなかったが、四回に２失点し、相手の流れを止められなかった。送球ミスの３失策も大きく響いた。

　自慢の打線も１４０キロ近い直球を投げ込む相手投手陣に４安打１０三振と抑え込まれ、２得点にとどまった。

　相手ベンチから味方選手に向けられた強い言葉に対し、安川巧塁監督は「どんな相手でも自分たちのできることをやらなければいけないが、普段の野球ができなかった」と言葉数は少なく、「反省すべきところは反省して夏に向かいたい」と気持ちを切り替えた。

　攻守の要の滝澤は「全体的に思うように制球できず、攻撃に流れをつくれなかった。しっかり反省して次に生かしたい」と雪辱を誓った。