【5日】新型コロナ感染 長崎県内新たに29人 佐々の福祉施設でクラスターなど

新型コロナウイルス感染者の入院状況、5日発表の市町別感染者数

 長崎県などは5日、県内3市2町で新たに計29人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。北松佐々町の福祉施設は感染者が計6人となり、クラスター(感染者集団)に認定された。
 県や佐世保市によると、クラスターが発生した福祉施設では、これまでに職員4人、利用者2人の感染を確認。いずれも同市から通っている。
 同市の新たな感染者は20人で、1月30日発表の24人に次ぐ過去2番目の多さ。クラスターが発生した同市塩浜町のバー「Blue poison」(ブルーポイズン、閉店)では新たに従業員1人の陽性が判明し、計9人となった。
 海上自衛隊の佐世保地区所在部隊では、艦艇乗員の20代男性と陸上勤務の30代男性の感染が分かった。
 長崎市の新規感染者は6人で、うち4人が市内の陽性者関連だった。
 西海市では40代男性市職員が感染。市によると、市民と接する業務には携わっておらず、勤務先は消毒後、平常通り業務を続けている。
 5日公表した県内感染者29人のうち約半数を20代が占めた。長崎市では県独自の緊急事態宣言が7日で終わることから、同市担当者は「8日以降も感染防止に努めてほしい」と話した。

 


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