自民党の西銘衆院議員ら、ワクチン接種の加速化を官房長官らに要請

 【東京】沖縄県内での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、自民の西銘恒三郎、国場幸之助、宮崎政久各氏は3日、首相官邸で加藤勝信官房長官と面会し、ワクチン接種の加速化を求める要請を行った。3氏は2日にも河野太郎沖縄担当相と面談し、同じ要請を行ったとも明らかにした。

 面談後に取材に応じた3氏によると(1)ワクチンの打ち手の迅速な拡大(2)他都道府県からの医療従事者の派遣体制の確立(3)米軍基地の日本人従業員への優先接種―など13項目を求めた。西銘氏は「沖縄の感染状況が最悪の状態になっている」として支援を訴えた。国場氏は、母子世帯の割合が高い県が抱える特殊事情を踏まえ、保育士への優先接種などを求めた。「沖縄特有の課題に政府として一丸となっていただきたいという趣旨で要請した」と明かした。

 宮崎氏は接種時の暑さ対策の必要性と、対策への財政支援を訴えた。加藤氏からは「しっかり進むように対処していきたい」と前向きな発言があったという。 

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