古市憲寿氏 五輪開催巡り言及「そもそもオリンピック要らない」VR活用を提言

古市憲寿氏

社会学者の古市憲寿氏(36)が6日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。東京五輪・パラリンピックの開催を巡り言及した。

政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(71)は2日、国会で「今の状況でやるというのは普通はない」と五輪開催に否定的な見解を示した。

これに東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)は「どのように乗り越えていくかも、東京五輪を開催することでレガシーとして残していくことも重要な役割」、 丸川珠代五輪相(50)は「全く別の地平から見てきた言葉を言っても、なかなか通じにくい」などと反論するコメントを残している。

スタジオでは五輪開催について様々な議論が行われるなか、古市氏は「そもそもオリンピック要らないのかなって思う」と持論。続けて「世界中が集まって戦わなくてもVRなどが色々ある時代。だから各国がちゃんとした基準で試合をして記録を出してあとで合わせて測定すればいい」と提案した。

五輪のリモート化について「一生それでいい」と語る古市氏は「コロナが収まってまた違う感染症が流行ることもあるだろうし大規模なテロが起こるなど世界中から集まると色々なリスクがある。だったらリモートでいい」とコメントした。

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