グリップ不足に苦しむ中上貴晶「ラップタイムがかなりタイトで難しい」/MotoGP第7戦カタルーニャGP

 6月5日、2021年MotoGP第7戦カタルーニャGP MotoGPクラスの予選がスペインのバルセロナ・カタロニア・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は14番手となった。

 前日に続き、好天に恵まれたカタロニア・サーキット。中上は初日からマシンのフィーリングやライディングはよいもののグリップの悪い路面コンディションに苦しんだ。午前中に行われたフリー走行3回目は18台のマシンが1秒差でひしめく接戦となり、中上は1分39秒498のタイムで11番手となった。

 FP3では、フロントにミディアム、リヤにソフトを装着し、FP4では前後にハードの組み合わせとFP3と同様のフロントにミディアム、リヤにソフトの組み合わせで走行。ロングランではどちらの組み合わせでも1分41秒台で周回を重ねた。

 午後の予選Q1では中上が1分39秒347のタイムをマークしたもののライバル勢の追い上げにより4番手となりQ2進出を逃す厳しい結果となった。MotoGPクラスの決勝レースは、6月6日20:00からスタート。前戦イタリアGPに続きスタートからの追い上げに期待したい。

■LCRホンダ・イデミツ中上貴晶(予選:14番手)
「難しい予選でした。ラップタイムはかなりタイトで、Q2へ進めると思っていましたが、ジャック・ミラーがほかのライダーをふたり引っ張る形になり、結果として僕は4番手で終わってしまいました。とても厳しいセッションでした。でも、ペースは悪くはありません」

「フリー走行4回目ではハードコンパウンドを使いました。ハードコンパウンドはよさそうですが、まだグリップが不足しています。明日は、ハードかミディアムのどちらかを選択することになりますが、明日のコンディションを見て最終的に決めることになります。明日は、タイヤライフが重要になります。これは僕の強いポイントです。安定した走りができるように努力し、最後まであきらめずにがんばります。いいレースになることを願っています」

2021年MotoGP第7戦カタルーニャGP予選 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2021年MotoGP第7戦カタルーニャGP予選 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2021年MotoGP第7戦カタルーニャGP予選 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)

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