デグロム7回3安打11K無失点 防御率は0.71→0.62

【メッツ4-0パドレス】@ペトコ・パーク

メッツの絶対的エース、ジェイコブ・デグロムがまたしても快投を見せた。パドレス打線を相手に7回85球を投げて被安打3、奪三振11、与四球1、失点0という見事なピッチング。4回裏一死からエラー絡みで満塁のピンチを招いたが、ウィル・マイヤーズとトゥクピタ・マルカーノを連続三振に仕留めて無失点に抑えた。4回裏先頭のマニー・マチャドから空振り三振を奪った速球は101.4マイル(約163.2キロ)を記録。今季5勝目(2敗)をマークし、防御率は0.71から0.62へ向上した。

メッツ打線はパドレス先発のジョー・マスグローブの前に5回までに10個の三振を喫したが、5回表にホゼ・ペラザの3号ソロとフランシスコ・リンドーアの5号ソロで2点を先制。6回表には無死1・3塁のチャンスを作り、ジョナサン・ビヤーのタイムリーで3点目を奪った。9回表には一死1・2塁からケビン・ピラーのタイムリーで4点目を奪ってダメ押し。デグロム降板後は2番手のセス・ルーゴと3番手のエドウィン・ディアスが各1イニングを無失点に抑え、完封リレーを完成させた。

メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスによると、開幕9先発で防御率0.62は自責点が両リーグで公式記録となった1913年以降で歴代ベストの数字。9試合のスパンで「奪三振90以上かつ被安打25以下」は史上2人目、「奪三振90以上かつ自責点5以下」も史上2人目だという。さらに開幕9先発でWHIP0.57も歴代ベスト。デグロムが開幕9先発で記録した被打率.128を上回るのは1955年のボブ・ターリー(被打率.124)だけであり、デグロムの快投は球史に残るレベルとなっている。

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