SL人吉、被災沿線応援で“遠征”中 熊本ー鳥栖間

©株式会社熊本日日新聞社

JR鹿児島線の在来線連続立体交差の終点となる崇城大前付近を走るSL人吉。中央上奥は熊本城天守閣=5月23日、熊本市北区
菊池川に架かる高瀬川橋りょうを渡るSL人吉=玉名市
JR植木駅近くのビニールハウス群を背景に疾走するSL人吉=熊本市北区

 昨年7月の豪雨で被災した肥薩線沿線の応援企画として、鹿児島線の熊本-鳥栖(佐賀県)間を運行するJR九州の「SL人吉」。球磨川沿いとは趣が異なる県北の大地を走り、多くのファンを魅了している。

 運行は5月1日にスタート。土日と祝日に1日1往復している。熊本市中心部では九州新幹線と並走。同市北区のビニールハウス群を駆け抜け、荒尾玉名地域の有明海近くを疾走している。

 玉名市では菊池川に架かる高瀬川橋りょうを渡る姿も。5日は、停車駅のJR玉名駅に親子連れらが訪れ、黒煙を上げて発車する様子を手を振りながら見送っていた。

 同駅近くの踏切で手作りの旗を掲げながら声援を送っていた同市の会社員太田恵美さん(57)は、「SLは力強く元気をくれる存在。肥薩線復旧には時間がかかるかもしれないが、精いっぱい応援していきたい」と話していた。(高見伸)