タレントの上沼恵美子(66)が23日放送の読売テレビ「上沼・高田のクギズケ!」に出演。適応障害のため芸能活動を休止した女優・深田恭子について語った。
上沼は「深キョンなんは責任感が強いんでしょうね」と推測。パネラーの医師・吉田たかよし氏は「深田さんのような順風満帆な人に患者が増えている。純粋培養されてきた人がコロナで大変な状況になると、それを乗り越える力が育ってないから適応障害になるというケースが増えている」と指摘した。
すると上沼は「先生の説明で分かりました」と切り出し「若い時から、ここ歩いてくださいって毛氈を敷かれるようなもの。周りがやっちゃうんで忘れ物をしてきているっていうスターの方は多い。38歳といったら大人だけど、やっぱり忘れてるんですよ。その時代に、やらなければいけないことってある。私も10代から働いてるんで忘れ物だらけなんです。やっぱりキャンプファイヤーやりたかった、ハイキング行きたかった。そういう時ってあるじゃないですか」と自身の経験と重ね合わせた。
さらに「私が言ってるのは行事のことを言っているのではなくて、普通の人生ではなかったであろうと。やりたくもない漫才やって、そんなこと誰がしたかったか。それで失ったものはない、得たものは多いと思ってたら、今この年で終着駅が見え出してるんですよ。すなわち死ですね。その時に『ああ、しまったな』と思います」と回想。
そのうえで「人間って迷ったり焦ったり、軽はずみやったなっていうことがあると思います。私は後ろを振り向いて、反省する時代に入った。深キョンなんかこれからやのに、まじめで真っすぐで誠実で一所懸命の人なんだなと分かりましたね」としみじみ語った。