阪神・佐藤輝が意地の15号「このままでは終われないという気持ちがあった」

9回裏に15号ホームランを打った佐藤輝明

何もないよりは…。ソフトバンクに3―8と惨敗した阪神で、9回に怪物新人・佐藤輝明内野手(22)が意地を見せた。

ここまで敵の先発・和田の前に3三振、1死走者なしで迎えた9回の第4打席だ。ソフトバンク4番手・泉のやや内角よりの139キロを捉え、右中間席最深部に突き刺す15号ソロをブチ込んだ。「チームも自分もこのままでは終われないという気持ちがあったので、最後に1本打つことができたのはよかった」と佐藤輝。交流戦6本目のアーチで、新人選手の交流戦アーチの新記録を塗り替えた。

矢野燿大監督(52)も佐藤の一撃を含め、8回以降の終盤に3点を奪った打線に「何もない状態で(次の交流戦カード・日本ハム戦を行う)札幌に向かうよりも、何とか次につながるものを見せてくれたかなと思う」と話した。

© 株式会社東京スポーツ新聞社