巨人・原監督 今季初先発マスクの小林へゲキ「戦力の中に入れたい」

小林誠司(左)と菅野智之 

誠司よ、チャンスを掴め! 巨人の原辰徳監督(62)が6日の日本ハム戦(東京ドーム)後、この日「8番・捕手」で今季初スタメンマスクを被った小林誠司捕手(31)へ、はっぱをかけた。

この日の先発は「右ひじの違和感」から復帰初戦となるエース菅野。昨季の開幕戦以来、352日ぶりとなるバッテリーを組むと、5回3安打6奪三振の2失点と、復帰初戦としてはまずまずの内容へとリード。久々の〝スガコバ〟コンビ復活に時折互いに笑顔を見せながら、終始リラックスした様子で心を通わせ合った。

小林にかけられている期待は大きい。守っては久々のマウンドとなった右腕を陰ながらサポートしたものの、打っては2打数無安打とバットでは貢献できず。指揮官は試合後、この日の起用理由について「菅野とのバッテリー経験の豊富さ」を挙げながらも「(小林)誠司も戦力の中に入れたいというね。我々含め、コーチ陣含め、みんな思っていることでね。それを掴んでくれないと、彼はね」と、出場機会奪取へ向けた更なる奮起を促した。

試合前に小林の名前がアナウンスされた際には、G党からひときわ大きな歓声が飛ぶなど、ファンからも大きな注目を集めている選手であることは間違いない。各方面からの期待に応えるためにも、一戦一戦、爪痕を残していくしかない。

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