新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、災害時の避難で“密”を回避しようと、小田原市は市内46カ所の風水害避難場所の混雑状況をインターネット上で可視化する新システムを導入した。
同市は5月27日、情報プラットフォーム「VACAN」を運営するIT企業「バカン」(東京都)と協定を締結した。
市ホームページからVACANにアクセスすると、地図上に市内の小中学校などに開設される避難所の位置が表示。各避難所の状況が「空いています」「やや混雑」「混雑」「満」の4段階で色分けされる。
同社によると、同様のシステム導入は茅ケ崎、大和市に続き県内3市目という。
混雑状況は、避難所を開設・運営する市職員が目視で避難者の密集具合を確認して現場でシステムに入力する。
バリアフリーの整備状況やペットの受け入れの可否なども地図上から確認できるという。