福岡出身の体操・米倉あきらめない「航平さんと同じ舞台に立つ」

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6日まで群馬県で行われた体操の全日本種目別選手権で、跳馬の米倉英信(徳洲会)=福岡市出身=は初の東京五輪代表をつかむことはできなかったが、内村航平(ジョイカル)とぎりぎりの競り合いを演じた。

跳馬は2本の跳躍の平均がスコアとなる。1本目は自らの名が付いた「ヨネクラ(伸身カサマツ2回半ひねり)」で臨み、わずかな着地の乱れにとどめた。

福岡大時代の国際大会で伸身カサマツ2回半ひねりに成功。後に「ヨネクラ」の名が付いた技で、種目を絞った選手も五輪に出場できる個人枠の代表争いで注目を浴びるまでになった。

試合後、納得がいく演技で代表を決められなかった内村に謝られたが、「航平さんなら金メダルを取ってくれるんで大丈夫です」と返したという。23日にドーハで開幕する国際大会で好成績を収めると、五輪代表権を獲得できる可能性がある。内村に「ドーハで取ってきて」と激励された24歳は「航平さんと同じ舞台に立てるようにと気持ちが切り替わった」と前を向いた。 (伊藤瀬里加)