スムーズな意思疎通のために「伝え方」を勉強して気づいたこと

仕事をする上で日々さまざまな相手とコミュニケーションを取る中、お互いよりスムーズに意思の疎通が図れたら、それに越したことはないですよね。
筆者は意思疎通について学ぶべく、「伝え方コミュニケーション検定」の初級を受けてみました。

どんな資格なの?

「伝え方コミュニケーション検定」の初級は、より豊かな人間関係を築くため、性格統計学をベースに「相手に伝わりやすい言葉の使い方」を学ぶ講座で、一般社団法人日本ライフコミュニケーション協会が主催しています。
Eラーニング受講、WEB試験なので、チャレンジしやすいのがメリットの一つだと感じました。

どんな内容を学ぶの?

「伝え方コミュニケーショでは、「希望型・慎重型」タイプについて、また5つの心理法則について学んでいきました。
まず希望型・慎重型とは何なのか、簡単にご紹介するために、ひとつ質問があります。
あなたは、以下のどちらがより心に響きますか?

① 綺麗になるから歯を磨こう
② 虫歯にならないように、歯を磨こう

①のほうがやる気になる方は、「希望型」です。
その行動によるメリットに関心を持ち、プラスイメージの助言に対してモチベーションが湧きます。
一方で、②のほうがやる気になる方は、「慎重型」です。
リスクを避けたいという思考が強いので、リスクを避けるための助言の方が響きます。
お互いが同じ型ならコミュニケーションの齟齬が起きにくいかもしれませんが、問題なのは型が違う場合です。
希望型の人に②のような助言をする、もしくは慎重型の人に①のような助言をすると、響かないばかりか、不快感を与える場合さえあるので、注意が必要です。
また、5つの心理法則のうちの一つとして、返報性の原理があります。
人は自分に好意を持ってくれる相手を嫌うことは少なく、好きになる傾向がある「好意の互恵性」。
同様に、こちらが相手に苦手意識を持っていれば、それは相手に伝わり相手も自分に対して嫌悪感を持ち悪循環になるという「嫌悪の返報性」。
自分とは違うタイプの相手も、否定するのではなく「自分とはタイプが違う人」と捉えることが大事です。

職場、子育ての場でも活かせると感じた

本講座は、対人関係に有用な知識を気軽に学ぶことができるので、自己研鑽はもちろん、職場でも活用できそうです。
また、著者自身は「慎重型」なのですが、7歳の息子はどうやら「希望型」です。
元々、宿題を促してもイヤイヤやっていましたが、「自由時間が増えるから早めに終わらせよう!」と言い方を変えたら、進んで済ませることが増えたように思います。
あらためて伝え方の重要性を感じました。

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