【全仏OP】錦織が2年ぶりのベスト8を逃す 苦手のズベレフにストレート負け

2年ぶりのベスト8を逃した錦織(ロイター)

【フランス・パリ6日(日本時間7日)発】テニスの全仏オープン男子シングルス4回戦、世界ランク49位の錦織圭(31=日清食品)は、同6位のアレクサンダー・ズベレフ(24=ドイツ)に4―6、1―6、1―6のストレートで敗れ、2年ぶり4度目の準々決勝進出を逃した。

全仏前哨戦2大会で敗戦し、リベンジを挑んだ相手に、なすすべなく敗れた。第1セットを4―6で落とすと、第2、第3セットは完全に主導権を握られた。好ショットを見せても相手がその上を行く。第3セット、1―3で迎えた第5ゲーム、反撃しながらもブレークを許すと、思わずラケットを投げる場面も。最後は強烈なリターンエースをくらい完敗した。

「ズベレフの守備がすごくてなかなか決まらなかった。どう頑張っても突破口が見つからなかったのは、モヤモヤが残る」と振り返った錦織。昨年はケガや新型コロナウイスル感染に苦しみ、再起をかけ今季を迎えたが、なかなか浮上のきっかけをつかめない状況が続いている。

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