BMXW杯U―23 上越市出身・中井飛馬2戦連続V

日本人初、強さを発揮

©株式会社上越タイムス社

 BMX(バイシクルモトクロス)のUCI(国際自転車競技連合)スーパークロスワールドカップ(W杯)第3、4戦が現地時間の5月29、30の両日、コロンビア・ボゴタで行われ、今季新設のU―23(23歳以下)のカテゴリーで上越市出身の中井飛馬(あすま、20、日本体育大)がW杯日本人初となる優勝を2戦連続で果たした。

 日本からは2019年全日本選手権覇者の中井と、同年全日本ジュニア王者の増田優一(大阪体育大)の二人が23歳以下のカテゴリーへ参戦した。

 2戦とも11カ国、選手41人で争われた。中井は予選から危なげなく勝ち進み、決勝はいずれもスタートからトップを譲ることなく逃げ切って優勝した。同4戦を終え、ランキングでトップに立った。シーズンの後半戦に当たる第5~8戦(トルコ)は、東京オリンピックと世界選手権後の10月に行われる予定。

第3戦、ジャンプセクションを越える中井(右、日本自転車競技連盟提供)

 

第4戦、コーナーを先頭で回る中井(日本自転車競技連盟提供)

中井は母親の章子さんを通じ、「今回、ワールドカップU―23で優勝することでき、本当にうれしい。2カ月前にアメリカに来てから練習してきたことが形となり表れ、今までやってきたトレーニングが間違っていないと再確認できた。この大会はゴールではなく、一つのマイルストーンなので、今後の大会に向けて早くトレーニングを再開したい」とコメントした。

第4戦でW杯連勝を果たし、表彰台の上で喜ぶ中井(中央、日本自転車競技連盟提供)

 上越市の思い出として「今、世界レベルで活動ができているのも上越での子ども時代があってこそ」と、金谷山公園のBMX場で築いた土台に感謝する。今後については「2024年のパリ五輪が当面の目標だが、まずは目の前の大会一つ一つをこなし、少しでも早く世界のトップレベルに近づきたい」と、より上のエリートカテゴリーでの活躍を見据えた。

 今年の東京五輪BMXレーシング男子には、2大会連続で長迫吉拓(27)が代表に選ばれている。中井は同選手と共に、日本自転車競技連盟同種目男子エリート強化A指定選手となっている。

 5歳から、モトクロスライダーの父親・浩之さんの影響でBMXを始めた。11歳から世界選手権に出場。城北中を卒業後、上京し、現在はアメリカなどで活動している。主な実績は、2017年世界選手権ジュニアエリートで日本人歴代最高の4位、2018年世界ランキングジュニアエリートで同1位、2019年全日本選手権エリートクラスで優勝など。