世界王者が立ち上げた新組合の現状「男子選手の75%が加入」

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「全仏オープン」でのジョコビッチ

テニスの世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、上位500人の男子テニス選手の75%が彼の立ち上げた新しいプロテニス選手の組合、PTPA(Professional Tennis Players Association、プロテニス選手協会)に参加する手続きを終えたとし、同組織を「不可避的」と表現した。テニス関連ニュースサイトTennis Headが報じている。

ジョコビッチは昨年の夏、独立した選手組合を設立するためにATP(男子プロテニス協会)選手協議会を辞任した。これは、選手を代表するための現在の選択肢は不十分であるというジョコビッチの信念によるものだ。

当時、これによりちょっとした嵐が巻き起こり、テニス界は分断された。しかし先日、PTPAへの支持は大幅に拡大しているとジョコビッチは明かした。「我々は男子シングルス世界ランキング350位以内、それに男子ダブルス世界ランキング150位以内の合計500人の選手に声をかけた。女子選手にも声をかけているところだ。女子の方は男子と比べて動きが少し遅いが、我々は前進している。実際、今は具体的な事柄が議題に挙がっている」

「アメリカのビジネス界で成功を収めており、テニスファンでもあるとても裕福で影響力のある人々が何人か我々を助けてくれている。金銭面で我々を支えてくれているし、助言をくれたり相談にも乗ってくれている。会議にも毎回参加して、PTPAの構造と基礎を作り出すのを助けてくれている。PTPAは我々が想像する通りのものになるだろう。それは、選手たちの権利を可能な限り代表する協会だ」

「ATPとは何度か話したけれど、我々がすべてを準備するまでは、PTPAの組織構造や規則という点に関してATPと話し合う理由はないと思う。準備が整ったら、我々の方から声をかけて、全員と話ができる環境を模索するつもりだ。前にも言った通り、選手の組織としてのPTPAは、テニスの生態系の中でATPやWTA(女子テニス協会)、その他のすべての機関と共存していかなければならない」

「これは避けられないことであり、既に起きていることだ。我々は今の段階で75%以上の参加を得ている。僕が間違えていなければ、さっき言った500人の男子選手のうち、じきに80%の支持が得られるだろう。75%の選手は我々を支持していて、PTPAの一員になることに合意する書類に署名している。これは素晴らしいニュースだよ。繰り返しになるけれど、我々は前に進んでいる。これから数ヶ月の間に何が起こるか見てみようじゃないか。間違いなく、報告すべき新しいニュースがあるはずだから」

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でのジョコビッチ
(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)