ホラー映画シリーズ「怪談新耳袋Gメン」 ついに最終章 「夏のホラー秘宝まつり」で上映

ホラー映画シリーズ「怪談新耳袋Gメン」の最終章となる、「怪談新耳袋Gメン ラスト・ツアー」が、夏に開催される「夏のホラー秘宝まつり2021」で上映されることが決まった。

「怪談新耳袋Gメン」は、”新耳Gメン”と呼ばれる中年の男たちが、心霊映像を撮影するために、心霊スポットに体当たりの殴り込みをかけるシリーズ。”やらせ一切なしのリアルなガチンコ心霊ドキュメンタリー映画”として人気を集め、「夏のホラー秘宝まつり」でも常に上位争いをしてきた。そんな人気シリーズが、ついに完結する。

「怪談新耳袋Gメン ラスト・ツアー」で新耳Gメンたちが最後に選んだのは、廃虚ビル、廃キャンプ場、レッスンスタジオ、動物公園の、”100%出る”と言われる心霊スポット。「新耳袋」シリーズの原作者である木原浩勝がGメンとして初参戦するほか、これまで厳守されていた“女人禁制の掟”がついに破られ、不可思議現象に特化するWEBニュースサイト「TOCANA」の角由紀子編集長も登場する。

監督はシリーズ前作「怪談新耳袋Gメン2020」も手掛けた佐藤周。佐藤監督は、「今回ついにシリーズが完結するということで、寂しい気持ちもありますが正直ホッとしています」「平穏な日々が戻ってくるんですよね?それは嬉しいです!!ヤッター!!」と最終章への喜びのコメントを寄せている。また、山口幸彦プロデューサーは「これまでの15年の日々を無駄にしないためにも、今回頑張ります」と意気込みを語っている。

「夏のホラー秘宝まつり2021」は、2014 年から実施されているイベント。ホラーファンの支持を得て動員が増え続け、今年で7年目を迎える。東京ではキネカ大森とアップリンク吉祥寺で実施されるほか、シネマスコーレ(名古屋)、シアターセブン(大阪)、アップリンク京都(京都)の、4都市5劇場で開催される。

【コメント】

■佐藤周監督 コメント

今回ついにシリーズが完結するということで、寂しい気持ちもありますが正直ホッとしています。だって来年以降、心霊スポットに行かなくてもいいんですよね?もう編集中に怪奇現象を見つけてガタガタ震えなくてもいいんですよね?平穏な日々が戻ってくるんですよね?それは嬉しいです!!ヤッター!!
とはいえ最後だし、全国のホラーファン、新耳Gメンファンの皆さんのためにも中途半端な映像じゃ終われないなと思ってます!今までも沢山の奇跡(怪奇現象)が起きましたが、それらを超える何かが今回起きてくれるのか…?いや、起こしてみせる!頑張ります!Gメン最後の勇姿を、ぜひ劇場で目に焼き付けてください!

■山口幸彦プロデューサー コメント

映画秘宝の取材に無理やりつきあわされ、関西の某心霊廃ホテルにアタックしてから15年。多くの監督たちの卒業、主要メンバーの離脱、4年間の空白期間など多くの困難を乗り越えながらも細々と続けてきた怪談新耳袋Gメンの旅も今回でひとまず最後です。
今回はラスト・ツアーという事で、遂に初参戦となる原作者・木原浩勝さん、卒業した某監督、女人禁制のルールを破る初の女性参加者、TOCANAの角編集長など多彩なゲストを招いての旅になります。
撮影日の1週間前から憂鬱な気分を抱えながら過ごす日々もこれで最後かと思うと、とっても嬉しい気分です。
しかし、心残りはただ一つ。女子中学生の霊に罵声を浴びせられた事はあれど、未だにちゃんとした人型の霊をカメラに捉えた事がない事(世にあふれる心霊動画にはあんなにはっきり幽霊の姿が映っているのに)。
今回は 100%出ると言われる心霊スポットを厳選しました。これで人型の霊の姿をカメラにおさめる事ができなかったら、我々は、そちら方面の才能が皆無だったという事なのか、そもそも幽霊なんていないのでしょう。
これまでの 15 年の日々を無駄にしないためにも、今回頑張ります。

怪談新耳袋Gメン ラスト・ツアー
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