門倉健氏の帰宅 “恩人”も安堵「お前のところにいるんじゃないか?と聞かれたりしました」

失踪中だった元中日二軍投手コーチの門倉健氏(47)が6日に自宅に戻った。民江夫人が7日に門倉氏のブログを更新し「夫、門倉健が昨夜、無事、自宅に戻りましたことを謹んでご報告申し上げます。皆様にはこれまでご心配をおかけし、大変申し訳ありませんでした。心よりお詫び申し上げます」と報告した。

門倉氏は医師の診断を受け「うつ病」と診断されたそうで、当面の間は治療に専念するとのこと。それでも無事に自宅に戻ったことで、門倉氏の周辺の人たちも安堵している。

門倉氏と東北福祉大でバッテリーを組み、北海道のクラブチームでも同じチームでプレーした若松敦治氏(47)もその一人だ。伊達聖ヶ丘病院硬式野球部で監督兼捕手を務める若松氏は「本当にホッとしました。カドがいなくなってから、東北福祉大のメンバーもみんなで心当たりを捜していましたから。とにかく今はゆっくり休んでほしい」と旧友を思いやった。

若松氏は2012年、韓国球界からNPB復帰を目指すも、楽天、日本ハムの入団テストに不合格となった門倉氏に「また一緒に野球やろう」と声をかけ、門倉氏の伊達聖ヶ丘病院野球部入りに尽力。「カドとは高校以来の付き合い。カドが聖望学園でボクが大宮東でね。2年秋は1―0で勝ったけど、3年春は1―2で負けちゃった。それから福祉大でもバッテリーを組むんだけど、埼玉の実家に泊りに来てくれたりしてね。いなくなった時は『北海道のお前のところにいるんじゃないか?』と聞かれたりしました。これから大変だろうけど、再出発するとなれば昔からの友人としてできる限りのバックアップはしていきたい。福祉大のみんなも同じ気持ちだと思います」と、今後もサポートを約束していた。

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