【東京五輪】JOC幹部「自殺報道」が海外でも波紋 韓国ではあらぬ憶測も

事故現場の都営浅草線・中延駅に駆け付けた消防車両

日本オリンピック委員会(JOC)の経理部長とみられる男性が電車にはねられて死亡した問題が、海外でも大きな波紋を呼んでいる。

7日午前9時20分ごろ、東京・品川区の都営浅草線中延駅で50代男性が電車にはねられ、搬送先の病院で死亡が確認された。死亡したのはJOCの経理部長とみられ警視庁は自殺とみて調べているが、JOCは「事実関係を確認できていません」と話している。

まだ捜査中で詳細は判明していないが、東京五輪の開催が危ぶまれる中でのショッキングな出来事だけに米誌「ニューズウィーク」や英紙「イブニングスタンダード」など欧米の有力メディアも一斉に報じた。

また、韓国のテレビ局「MBN」は「東京五輪にまた悪材料だ。日本オリンピック委員会で、大会の費用が不透明に費やされているという疑惑に包まれた状態になる」と東京五輪と関連付けて報道。ただ、東京五輪の費用は大会組織委員会の管轄で、JOCは実質的に無関係と言えるだけに、これは根拠のない憶測の域を出ない。

ショッキングな〝事件〟だけに、あらぬ憶測が広がってしまっているようだ。

相談窓口は厚労省ホームページ(https://shienjoho.go.jp/)で検索できる。

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