KAN「訴えるどころか、教えてくれ!と言われる」自分を褒める珠玉の作とは?!

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シンガーソングライターで、偉大なメロディメーカー・KANが、音楽シーンをウィットたっぷりに語り通すSTVラジオ『KANのロックボンソワ』。今週は3曲目に、KANのシングル「桜ナイトフィーバー」のカップリング曲「表参道」のデモテープを掛けました。

KAN:これは、みなさんよくご存じの「オー・シャンゼリゼ」の歌詞を表参道に変えた、変則カバーですかね。ボクは2002年から2年半、パリに住んでまして、帰って来てから何かで表参道を歩いている時に、「ここって、東京のシャンゼリゼだな」って思って、なだらかな坂になってるところかとね。そんなことから「♪オー、シャンゼリゼ~」を「♪オーモテサンドー」に出来る気が何年か掛かってしていて、2015年に「桜ナイトフィーバー」のカップリングに「よし、ちゃんと作って完成させてみよう」と思って。

なので、この曲のメロディーは「オーシャンゼリゼ」そのものですが、これで終わらなかったのが、KANの偉大なるミュージックメーカーたる由縁です。

KAN:で、アレンジをどうしようかと思ったとき、どこでどう思いついたのか、ビートルズの「All you need is love」の感じに出来るかなと思って、なんか上手くハマりそうな気がして、あの感じをベースにして、そこにビートルズの色んなフレーズをコラージュするという…。これは、凝っていけば凝っていくほど、どんどん変態的になっていくんですが、そういう作りにしました。

KAN:なので、ほとんどのフレーズは、アレンジはジョージ・マーティンですね(笑)。僕はコラージュしたという形ですけど、まあ、訴えられることはないでしょう。いや、本当の音楽家だったら訴えるどころか「なぜこうやってこうやったのか、逆に教えてくれ!」って言われるくらいに、かなり精密に変態的なことをやっています。

以上のKANの"解説"を踏まえて、デモ段階の「表参道」と、実際にリリースされた「表参道」をお聴き下さい。

M3. 表参道 (demo) / KAN < 2014.12
M4. 表参道 / KAN < coupeling of 桜ナイトフィーバー < 2015

「オー・シャンゼリゼ」の原曲「Waterloo Road」から、この「表参道」の奇跡の輪廻については、KANのオフィシャルサイトを読んでみてください。

STVラジオ『KANのロックボンソワ』(毎週土曜 24:00~25:00)

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KANのロックボンソワ

放送局:STVラジオ

放送日時:毎週土曜 24時00分~25時00分

出演者:KAN

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土曜の深夜、偉大なるメロディーメーカー・KANが音楽を語り尽くす1時間。それが『KANのロックボンソワ』です。

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