沖縄県内の県立校・小中で休校始まる

 新型コロナウイルス感染拡大の防止のため、臨時休校が7日、県立学校と金武町、糸満市、八重瀬町の公立小中学校で始まった。那覇市や豊見城市などの17市町村は8日から。

 豊見城市立ゆたか小学校では休校前日の7日、休校期間中の課題のプリントや学習用端末などを各教室で配布した。

 5年3組の教室では、担任の山入端幸太郎教諭が休校中の過ごし方や課題について記したプリントを配布し、学習用端末(タブレットやパソコン)の使い方についても児童らと確認した。休校中、同校の3~6年生は端末内の学習ソフトを使い、担任から送られてくる課題に取り組む。

 山川優さん(11)は「休校中、友達に会えなくて寂しい」と話した。喜瀬優花さん(10)は「端末を使い、リモートでクラスメートとつながるのが楽しみ」と話した。

 山入端教諭は児童に「休校だけど、休日じゃないから課題に取り組んでね。早寝早起きを心掛けよう」などと語った。

 県は3日、県内の小中学校に7~20日の臨時休校を要請した。

 浦添市と宮古島市は9日から休校する。本島北部や離島などの16町村は地域の感染状況が広がっていないとして通常登校となる。今帰仁村と本部町は午前中授業となる。

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