妙高市立妙高高原中(重野準司校長)で1日、妙高ツーリズムマネジメントの鴨井茂人さん、同市観光商工課の宮下孝さん、牛木優治さんを招いた講演会が行われ、2、3年生55人が聴講した。
生徒は現在、総合学習で仕事とまちづくりに関する学習を進めている。実際に業務に当たる人から話を聞き、地域活性化の想像力を高めることを目的としている。同日は鴨井さんら3人が、市を挙げて取り組んできた合宿誘致について、2004年から市内で合宿を行う青山学院大駅伝チームや同大との連携を主題に話した。
講演では同大駅伝チームの原晋監督と親交のある鴨井さんが、連携に至った経緯などを説明。昨年は新型コロナウイルスの影響で合宿数が例年の9割減だった中、学生だけでなく社会人ランナーの利用を促す取り組みや、市と大学のコラボ商品開発計画など、今後の展開を話した。
鴨井さんは「コラボ商品をふるさと納税の返礼品にして市のPRにつなげたい。中学生からも商品の提案をしてもらいたい」と投げ掛けていた。