元SKE・大矢真那がプロデュース 求む!“アイドルになりたい”強い意識を持っている子!

インタビューに応じた大矢真那(右)と松村香織

元「SKE48」の大矢真那(30)が“理想のアイドルグループ”をプロデュースする! 新グループが目指すのは、ズバリ「昭和のアイドルグループのような王道系グループ」だ。間もなく募集は締め切り(9日まで)だが、いったいどんなアイドルになるのか? 大矢は、公私ともに仲の良い松村香織(31)と、このほど本紙インタビューに応じ、その中身を明かした――。

「自分自身がアイドルを経験しているので、その時に学んだこととか知識や経験、思いを伝えていけたらいいです」

大矢はSKEの1期生として、立ち上げから卒業までの9年間、グループを支えた。その経験を今度は自身がプロデューサーとなって後進に伝えたいという。

目指すグループ像は“王道”。「今は奇抜だったり、変わった感じのグループも多いけど、王道な感じ。昭和のアイドルな感じです」とイメージを明かした。

それだけに、求める“資質”も明確だ。

「48グループは最初のころは『次の人生へのステップ』っていうふうにも捉えられてたけど、私は『アイドルになりたい!』って、強い意識を持ってる子がいい。『ちょっとアイドルになってみたい』って子はいっぱいいると思うんですけど」

大矢のプロデューサー転身に驚いたのは、グループ時代から仲が良い松村だ。

「びっくりしましたよ! プロデュースする側ではないと思ってたから」と言いながらも「現役の時も、後輩のことをよく見てたよね。『この子かわいくなった』とか。メンバーの変化には敏感だし、気づくタイプだから。オーディションでも見抜く力はあるんじゃないかなと思います」と能力に太鼓判を押す。

この言葉に大矢も「うれしー! でも当たってると思います。仕事に対するスタンスとして、自分の好きなことを、好きな子たちとしたいというのが目標の一つだったので」と喜んだ。今回プロデュースするにあたって、昔の仲間の力を遠慮なく借りるつもりだ。

だが、心配もある。大矢によると「ファンへの思いの伝え方や自分の見せ方、見え方。間違えちゃったら、ファンの人たちは、けっこう離れていっちゃったりするので」という。

そこで「SKEの暴れ馬」の異名を持つ“炎上系”松村に「かおたんは炎上して困ったことはないの?」と質問した。

すると松村は「自分はそういうつもりで言ってないのに変に解釈されて、広げられたりとかすることもある。思い切って行動するのもいいけど、1回考えて、気を付けて発言したほうがいいと思う。アンチ寄りの人たちって、揚げ足取りに来るからね」とさすが実践的だ。続けて「いろいろ大変なこともあるけど、それを含めて頑張りたいと思えたからやってこれた。一人ひとりと向き合って、ケアできればいいと思う」とアドバイスした。

それを聞いた大矢は「定期的に話して、知識をもらいたいなって思います」と納得顔。「本当はスペシャルアドバイザーって立場で就いてほしいけど、たぶん、かおたんに頼むと(アドバイザー料が)高いと思うので」と言うと、松村は「ちょっと、待って待って! フリーでやってるから、ほかよりはずいぶん安いと思うよ!」と返して笑いを誘った。

大矢プロデュースのアイドルは秋ごろにお披露目予定。大矢が手がけ、松村も協力するアイドルは話題を呼びそうだ。

☆おおや・まさな 1990年11月6日生まれ。愛知県出身。2008年に「SKE48」1期生としてデビュー。17年の卒業ライブで歌った卒業曲「永遠のレガシー」は大矢のためにプロデューサーの秋元康氏が書き下ろした。

☆まつむら・かおり 1990年1月17日生まれ。埼玉県出身。2009年にSKE第3期生研究生になる。“炎上系アイドル”として人気を誇った。19年に卒業。20年6月28日に一般男性と結婚することを発表。現在はフリーで活動している。

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