アインシュタインの理論をデジタル空間で体験?! 『アインシュタイン展』開催決定!

ノーベル賞受賞100年記念『アインシュタイン展』が2021年7月17日 (土) ~10月10日 (日)に大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)にて開催。 チケットはカンフェティにて発売中。 20世紀最高の物理学者と称される、 アルバート・アインシュタイン(1879-1955)は、 20世紀前半に相対性理論やブラウン運動の理論などを提唱、 1921年に光電効果の理論的解明によってノーベル賞を受賞。 その受賞100年記念として企画された本展は、 アインシュタインの科学理論について、 体験装置やゲーム、 科学玩具、 最新映像技術を駆使し、 子どもたちが楽しみながら学べる内容として開催。 また没後に多くの個人資料の寄贈を受けたヘブライ大学(イスラエル)の特別協力を得て、 アインシュタインゆかりの品も展示し、 幼少時の挫折体験や晩年の平和活動など深みのある人間性にも焦点をあてている。 アインシュタインが解明した4つの代表的な科学理論「ブラウン運動」「光電効果」「特殊相対性理論」「一般相対性理論」について、 楽しみながら学べる体験装置やゲームが多数登場。 光の性質や重力、 時間と空間の不思議などを、 漫画や絵本パネルも使って分かりやすく紹介。 例えば「特殊相対性理論」のコーナーでは、 1年後に爆発する爆弾を載せた自転車をこいで、 光の速さでも2年かかる惑星まで爆弾の解除に向かうゲームを行なう。 はたして間に合うのか。時間と空間が伸び縮みする、 光速の不思議な世界を体験してみよう。 「一般相対性理論」のコーナーでは、 自分の動きに合わせて空間に歪みが生まれ、 その歪みによって光の動きにも影響がもたらされることを、 デジタル宇宙空間の散歩で体験できる。

展示構成

<第1章>

アインシュタインのキャラクターにふれる

1章では、 アインシュタインが生まれてから大学を出て仕事に就くまでを中心に、 アインシュタインの人柄が分かるエピソードを紹介。ドイツ・ウルムに生まれたアインシュタインの幼少期のエピソードをみてみると、 話すことが苦手だったり、 かんしゃくもちだったり、 意外な一面があったようだ。 そんな幼少期や来日時のエピソードを、 ヘブライ大学や慶應義塾図書館などが所蔵する写真や直筆原稿をとおして紹介。 アインシュタインが好んで遊んでいたおもちゃの紹介や好奇心を刺激する科学玩具の体験コーナーも。

<第2章>

アインシュタインが変えた世界

アインシュタインが大学の研究者ではなく、 まだ特許局の職員として働いていた26歳の時、 3つの論文を発表したことから、 その年の1905年は「奇跡の年」と呼ばれている。 なぜ奇跡なのかというと、 「原子の存在の証明」「光量子仮説」「特殊相対性理論」と、 それまで誰も説明できなかったことを、 1年のうちに3つも解き明かしたからだ。 このコーナーでは、 その3つの研究と「一般相対性理論」について、 体験型の展示を通して紹介。

<第3章>

アインシュタインの研究の先に広がる景色

アインシュタインほどの天才であっても、 自らの研究の未来を正しく予測できなかった。 アインシュタインが生きた時代の先には、 彼の予想をはるかに超える科学技術の発展があったのだ。 ここでは現代の最新研究を支える科学技術や研究施設を紹介するとともに、 平和を希求し続けたアインシュタインと日本人研究者との交流にもふれる。

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