エンゼルス・大谷翔平 次回登板はDH制なしのDバックス戦

大谷翔平(エンゼルス)の次回登板は6人制ローテーションの順番を守り、日本時間6月12日のダイヤモンドバックス戦になる予定であることが明らかになった。エンゼルスは同11日が試合のないオフのため、大谷は前回登板から中6日での先発ということになる。また、この試合はダイヤモンドバックスの本拠地チェイス・フィールドで行われるため、指名打者制が採用されない。よって、大谷は「2番・投手」でスタメンに名を連ねることになりそうだ。

大谷は今季8度目の先発登板となった日本時間6月5日のマリナーズ戦で6回4安打10奪三振2失点の好投を見せ、今季2勝目をマーク。四球を1つも与えなかったのはメジャー20登板目で初めてだった。6回終了時点で76球と球数には余裕があったが、大谷に疲労が見え始めたこともあり、ジョー・マドン監督は6回76球で降板させることを決断。今季の投手成績は8試合に先発して42回1/3を投げ、2勝1敗、防御率2.76、奪三振60、与四球26、被打率.162、WHIP1.16となっている。

マドンは大谷について「彼は自分の感情をしっかりコントロールし、決して動揺しない」とコメント。「彼は自分の速球がどこへ行くかを知っている。自分の投球モーションをテンポよく繰り返している。今は昨季と比べてホームプレートへ向かうラインが格段によくなっている。変化球は驚いたことに、狙った位置に投げることができている」と大谷の制球力が安定していることを称えた。

また、右ふくらはぎを痛めて故障離脱中のマイク・トラウトは「ジョギングを開始するまで復帰時期の見通しは立たない」と述べている。トラウトによると、今のところ回復具合は順調だが、前半戦のうちに復帰できるか、復帰がオールスター明けまでずれ込むかはまだわからないという。「ふくらはぎの筋肉を強化するために、できる限りのことをしている。身体が許せば、すぐにでもジョギングを開始したいと思っている」と語ったトラウト。エンゼルスはもうしばらくのあいだ、MVP3度のスーパースターを欠いた状態での戦いを強いられることになりそうだ。

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