染色工芸の魅力紹介 人間国宝・芹沢銈介の展示会 横浜

芹沢銈介の魅力を伝える展示会

 染色工芸家で人間国宝の芹沢銈介の魅力を伝える展示会が13日まで、横浜市中区の桜木町ぴおシティ3階、ゴールデンギャラリーで開かれている。神奈川新聞社後援。

 主催で、作品を提供したのは元鶴見大学職員の海野雅央さん(74)。同大図書館勤務時にその魅力を知り、約40年にわたり収集してきたコレクションから厳選した肉筆11点、型絵染60点、私家本47点の計118点を紹介している。

 芹沢の作品は着物が中心だが、今回は着物以外を展示。海野さんは「染色家として素晴らしく、多くの人間から慕われていた。芹沢の人間性と魅力を多くの人に知ってほしい」と話している。

 入場無料。午前10時~午後6時(最終入場は午後5時半)。

© 株式会社神奈川新聞社