「もっと疲れるところに行かせてあげる」巨人・戸田に支配下昇格を告げた阿部二軍監督

支配下選手となった戸田懐生投手

前日7日に支配下へと昇格した巨人の戸田懐生投手(20)が8日、リモート形式での会見を行った。

右腕の戸田は昨秋に育成ドラフト7位で巨人に入団。身長は170センチながら切れのある直球と多彩な変化球を武器に、イースタン・リーグでは6試合に登板して3勝0敗、防御率3・44、三軍戦でも2試合で2勝0敗、同1・50の成績を残していた。

会見では「最初はケガから始まった。投げて2か月くらい。もう少しかかるかなと思った。すごい早かったなという感じです」と、育成入団からスピード昇格となった率直な感想を告白。阿部二軍監督からは「もっと疲れるところに行かせてあげるよ」との〝阿部節〟で支配下昇格を告げられたという。

両親からも「ここからがスタート」とアドバイスをもらった右腕。一軍の舞台ではよりレベルの高い打者との対戦が待っているが、すでに二軍戦でもそのパワーは実感した。「先日(二軍戦で)登板した日本ハム戦の時の中田翔選手。甘いところ行くとすごい打球飛んでたので。印象に残っています」。様々な経験を経て、新たなステージへの一歩を踏み出した。

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