古代、最先端の科学として世界中に伝播した占星術の広大な文化交流史をオンラインで開講!

未来を予知する「学問」として体系化された占星術。 天文学や暦の成立と結びついた「最先端の科学」として、 古代から中世にかけ、 世界中に伝わった。ネットや本だけではたどり着けない生の知識に触れ、 教養を深めるオンライン講座「「星占い」の文化交流史」が開催。 テレビや雑誌で目にする「星占い」。 メソポタミアで起こった占星術は、 ギリシア文化・エジプト文化と融合し、 ヘレニズム時代に完成した。さらに変化しながら、 中世ヨーロッパ、 イスラーム世界、 インド、 中国、 そしてついには平安時代の日本にまで伝えられる。 第一回では「メソポタミアの占星術」、 第二回から第三回にかけては「ギリシアの占星術」を解説。ホロスコープ占星術はじまりの地、 メソポタミア。 そこで占われた、 ある子どもの誕生時の天体の位置を示す「世界最古のホロスコープ」の粘土板が存在。それまでは王のため、 国のためだった前兆占いが、 初めて「個人」の将来を誕生時の天体の位置によって占うという出生占星術として用いられたもの。その内容とは。占星術書は、 古代・中世の様々な文化圏の自然観、 宇宙観、 世界観、 歴史観、 人間観などを知るための手掛かりが数多の星のように詰まっている、 非常に興味深い文献なのだ。講座では、 西洋占星術を文化的背景とともに解説し、 占星術が文化史において果たした役割を説明。

講師は、 京都産業大学名誉教授の矢野道雄先生。 科学、 仏教やヒンズー教をはじめとする様々な宗教、 サンスクリット語やアラビア語、 ギリシア語などの言語、 インドという国についてなど、 網羅する知識が海のように深く幅広い、 「知の巨人」。長年のフィールドワークに基づく豊富な知識を一般にもわかりやすくアウトプットする、 楽しい講義が人気。 鏡リュウジさんは著書の中で、 矢野先生の「星占いの文化交流史」を優れた文献として推奨している。 今回、 オンライン講座に初登壇、講座は「Zoomウェビナー」にて実施。質問タイム、 見逃し配信も。

【オンライン】「星占い」の文化交流史

講師:京都産業大学名誉教授 矢野 道雄 【3回】7/16(金)、 8/20(金)、 9/17(金) 19:00~20:30 受講料金:3回 9,900円(入会不要) ※この講座は後日、 期間限定で見逃し配信いたします。 講座をお申込の皆様限定で後日ご案内いたします。 ▼お申込みはこちらから https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1230499.html 主催:NHK文化センター京都教室

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