支出の公文書紛失 和歌山県、法人名や口座記載

和歌山県庁

 和歌山県労働政策課は7日、昨年10月7日分の支出情報を記載した公文書「支出票」10件分を紛失したと発表した。支払いをした相手方の法人名や住所、代表者名、口座番号、支出金額が記載されている。

 支出票は県が支払い行為をする際に必要になる書類。紛失したのは、新聞の購読料や、会議室のキャンセル料、企業への補助金の支払いなどという。

 職員が3月末に昨年度分をチェックした際に、ファイルにないことに気付き、執務室内を捜すなどしていた。

 情報の流出は確認されていないが、もし流出しても悪用されることは考えにくいという。同課は職員に対し、改めて公文書管理の重要性の周知徹底を図り、適正な管理をしていくとしている。

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