なでしこDF宝田沙織 憧れの熊谷との連係でラストバトルにアピール

宝田沙織

女子サッカー国際親善試合ウクライナ戦(10日、広島)とメキシコ戦(13日、栃木)に臨むなでしこジャパンのDF宝田沙織(21=スピリット)が8日、オンライン取材に応じ、アピールを誓った。

C大阪堺からワシントン・スピリットに移籍した宝田はFWの選手として代表入りしながらも現在はDFとして活躍。6月末の東京五輪メンバー発表前、最後の活動に向けて「最後のアピールの場だと意識して、ミスを恐れずいろんなことにチャレンジしていきたい」と意気込みを語った。

今回はなでしこジャパンで主将を務めるDF熊谷紗希(30=バイエルン・ミュンヘン)とセンターバックでコンビを組む可能性があることに宝田は「コミュニケーションをとってやっていきたい。経験、リーダーシップがある」とし、憧れの選手の一人が熊谷とし「偉大な選手です。試合で自分が見落としていたり、今考えていることを、紗希さんは先読みして、声をかけて状況を伝えてくれる。一緒にやっていて、すごいなと感じています」と説明した。

米国で成長した姿とともに、キャプテンの熊谷と好連係を見せれば、高倉麻子監督(53)に向けて東京五輪メンバー入りのアピールになるのは間違いない。「どんな相手でも自分のプレーを出していきたい」とラストバトルに挑む。

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