【WWE】アスカが再浮上へ弾み 今夏の王座戦線復帰はかなうか

リア・リプリー(下)を攻めるアスカ(ⓒ2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

【フロリダ州タンパ8日(日本時間9日)発】低迷が続くWWEの〝女帝〟アスカ(39)が意地を見せた。

配信されたロウ大会では、20日のPPV大会「ヘル・イン・ア・セル」のロウ女子王座戦で激突する王者リア・リプリー(24)と〝女王〟シャーロット・フレアー(35)が、ともにニッキー・クロス(32)との再戦を要求。2人はそれぞれ「ビートクロックマッチ」(2分以内で勝たなければ負け)でニッキーと対戦し、ともに敗れているからだ。

するとニッキーのパートナーはアスカに決まり、王座戦で戦うリアとシャーロットがコンビを組んでタッグ戦で激突することになった。「私たちには誰もかなわない」と意気込むアスカ&ニッキーに対して案の定、リアと女王は険悪なまま試合がスタート。

アスカはダンスで挑発しながらヒップアタックでリアに攻め込むと、早くも敵軍は場外でもめ出す始末だ。チャンスとばかりに女帝がスープレックスやヒップアタックをリアに放てば、ニッキーもクロスボディーを決める。

これで我慢の限界に達したシャーロットが殴り合いからナチュラルセレクション(変型スタナー)を自軍のリアに決め、最後はニッキーが倒れ込んだロウ女子王者から3カウントを奪った。

試合後、勝利したアスカ&ニッキーは解説席の上でダンスを踊ってアピール。「よっしゃ、勝ったぞ! 私たちが王者リア・リプリーを倒したぞ!」と興奮気味にインタビューで答えた。

「ヘル・イン・ア・セル」でのロウ女子王座挑戦はかなわなかったアスカだが、真夏の祭典「サマースラム」が8月21日に有観客で開催されることが発表された。昨年のサマースラムでは1日で2王座に挑戦。スマックダウン女子王座取りには失敗したが、ロウ女子王座奪還に成功した縁起のいい大会だ。今夏の再浮上を見据え、女帝の戦いが続く。

© 株式会社東京スポーツ新聞社