〈動画あり〉上総男子23年ぶり出場 地元インハイへ団体、個人で 県高校総体弓道

 県高校総体弓道競技が5~7日、上越市戸野目古新田の謙信公武道館で行われ、男子団体で上越総合技術が準優勝し、旧高田工時代の平成10年以来23年ぶりの団体でのインターハイ出場をつかんだ。今年は地元開催のため、男女上位2チームが出場できる。男子個人では同校の土田莉玖(3年)が優勝し、出場権を獲得した。北信越インターハイは7月29日~8月1日、同館で行われる。

 団体は1チーム5人の合計で争う。24チームが出場した男子団体で、上越総合技術は予選を計60射35中で、全体の2位で通過。上位8チームによる決勝トーナメントに進んだ。

 決勝トーナメントは1対1の対戦で20射ずつ。上越総合技術は準々決勝で新潟明訓に11―10、準決勝で帝京長岡に12―10と競り勝ち、インターハイ出場を手にした。決勝は新潟東に9―10と惜敗した。

男子団体決勝、上越総合技術のメンバー。前から西條、北川、髙澤、小林、土田の5選手

 昨秋の県選手権高校の部で優勝し、12月の全国選抜大会に出場。今回は地元インターハイ出場の重圧がかかる中で、結果を残した。主将の小林晃太(3年)は「目標にしていた大会に出場でき、うれしい。いろいろな方の期待に応えられるように、上越の人にいい結果を報告できるように頑張りたい」と全国舞台を見据えた。

 団体戦でも活躍した土田は男子個人で、12人による決勝射詰(外すと脱落する方式)で4本連続的中し、優勝を手にした。昨年7月の県総体代替大会に続く個人戦制覇となった。「緊張したけど、その緊張をうまく生かせた。チームメートの励まし、応援が力になった。インターハイは知っている人も見に来るので、安定してしっかりと打ちたい」と決意を表した。同校男子の個人戦制覇は4年ぶり。

 上越総合技術の団体メンバーは西條陸翔、北川晃暉、髙澤迫斗、小林晃太、土田莉玖、補員の川上尚悟、江村優斗、いずれも3年。

男子団体で準優勝し、地元インターハイへ出場を決めた上越総合技術メンバーと齊藤良江監督(前列右)

 上越勢の結果は次の通り。

 【男子】

 ▽団体予選(60射) (2)上越総合技術35中、高田19中

 ▽同準々決勝(20射) 上越総合技術11―10新潟明訓

 ▽同準決勝(20射) 上越総合技術12―10帝京長岡

 ▽同決勝(20射) 新潟東10―9上越総合技術

 ▽個人 (1)土田莉玖(上越総合技術3)(5)小林晃太(同3)

 【女子】

 ▽団体予選(60射) 高田22中、上越総合技術10中

 ▽個人 (5)北川佳弥乃(高田3)

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