カターレ9日浦和戦 天皇杯2回戦

PK戦に備え、キックの練習をする選手ら=北陸電力総合運動公園

 サッカーの第101回天皇杯2回戦で、富山県代表のJ3カターレ富山は9日午後7時から、埼玉県の浦和駒場スタジアムでJ1浦和と戦う。石崎信弘監督は「一発勝負で何が起きるか分からない。結果を求めて戦う」と意気込む。

 富山は、直近の公式戦のJ3第9節の鳥取戦を3-0で快勝するなど攻守に積極的なサッカーがチームに浸透。約2ケ月間負けなしと波に乗っている。

 一方の浦和は、リーグ戦は7位だが、カップ戦も加えて8戦負けなしと好調が続く。複数の日本代表経験者ら実力者がそろう浦和が主導権を握る展開となりそうだ。富山は磨いてきた堅守を発揮し、少ないチャンスをものにできるかどうかが鍵になる。

 2019年の天皇杯で、当時法政大の主力として、格上のJ1G大阪やJ2東京Vを破った経験のあるMF末木は「相手は強いが隙はあると思う。うまく突いていけたらいい」と気合を入れた。

 チームは8日、富山市草島の北陸電力総合運動公園で、セットプレーの戦術やPKなど確認した。

■第1四半期 増収減益  サッカーJ3カターレ富山は8日、第15期(2021年2月1日~22年1月31日)第1四半期(2~4月)の業績が前年同期と比べて増収減益だったと発表した。収益は前年同期を上回ったが、人件費の増加などで支出が膨らんだ。

 収益は、新型コロナウイルスの影響でスポンサー収入が減ったものの、入場料収入などが増え、前年同期比約2400万円増の3億8400万円だった。

 費用は、チーム人件費や人員増によるフロント体制強化で一般管理費などが増え、同3200万円増の1億6200万円だった。

 増収予算分は、J2復帰に向けた強化への追加投資に充てる。

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