戦後の焼け野原で人々に幸せを届ける。イオン創業者・岡田卓也の歩みをきむらゆういちが絵本に!

いまや日本の町でみかけないことのないイオン。 人々に慣れ親しまれているこの巨大流通チェーンを創業した岡田卓也のこれまでの歩みをご存じだろうか。 戦後の焼け野原のなか、 家業の小さな店を再興。 岡田の店のまわりに人々が集まり、 店が大きくなるにつれ、 そこに町が生まれてくる。 あそこに行けば、 なんでもある――商売を通して人々に幸せを届けることに岡田はとりくんできたのだ。

その一方で、 もうひとつ岡田が精力を傾けたのが地球の緑化活動。 公害により、 郷里の緑が失われてきたことに心を痛めた岡田は「自然が生き生きしてこそ、 人間が元気に生きられる」との信念から、 植樹活動をはじめた。 30年以上に及ぶその活動は、 日本だけにとどまらずアジア各国に広がり、 全世界で1200万本を超えるまでになっている。 SDGsが注目される昨今、まさにこの動きを先取りした行動を行っていたのだ。

そんな、 岡田氏の活動に注目したのが、 「あらしのよるに」シリーズ著者のきむらゆういち。 岡田のこれまでの歩みを、 絵本にすることを決意。 「世界中に笑顔と緑を届ける」活動を、 これからの時代を生きる子どもたちに伝える。

絵本「あらしのよるに」より

戦後のあれはてた故郷で、 彼はもう一度商売することを決意する。 戦後のあれはてた故郷で、 彼はもう一度商売することを決意する。 小さな店に人々が集まりはじめる。 「買い物ができて、 うれしい」 小さな店に人々が集まりはじめる。 「買い物ができて、 うれしい」 彼はなかまと協力し、 店を大きくしていく。 彼はなかまと協力し、 店を大きくしていく。 「あそこに行けば、 なんでもある」人々の笑顔がはじける店に。 「あそこに行けば、 なんでもある」人々の笑顔がはじける店に。 彼は木を植えはじめる。 日本から世界中に。 彼は木を植えはじめる。 日本から世界中に。 今もこの地球上に、 お店は生まれ、 町となり、 森は広がりつづけている。 今もこの地球上に、 お店は生まれ、 町となり、 森は広がりつづけている。

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