アルゼンチン版「オーシャンズ11」? 財産を取り戻すため庶民が作戦決行 「明日に向かって笑え!」予告

8月6日より劇場公開される、2001年のアルゼンチン金融危機を背景に、銀行と弁護士にだまし取られた財産を奪い返す庶民を描いた映画「明日に向かって笑え!」の、予告編が公開された。

公開された予告編では、小さな田舎町でガソリン・スタンドを営むフェルミンと妻リディアが、寂れた町を立て直すため、放置されていた農場施設を買い取って、農協を作ろうと動き出す場面から始まる。タイヤ修理店主や列車も止まらない駅の駅長たちなどの町民たちは、なけなしの貯金から出資に協力。だが、アルゼンチン金融危機が勃発し、騒動に乗じて出資金が奪われてしまう。動揺するフェルミンたちだったが、悪徳弁護士マンシーが農場に作った地下金庫に奪った金を隠していることを知る。そして、金を取り戻すため、奇想天外なリベンジ作戦が決行される様子が描き出されている。

「明日に向かって笑え!」は、隣人との温かなつながりが残るアルゼンチンの小さな田舎町を舞台に、なけなしの貯金を奪われた町民たちが、奪われた財産を奪還するために奇想天外なリベンジ作戦に乗り出す姿を描いた作品。原作・脚本は、アカデミー外国語映画賞を受賞した「瞳の奥の秘密」の脚本を担当したエドゥアルド・サチェリ。「瞳の奥の秘密」で主演したリカルド・ダリンが、主人公のフェルミンを演じている。ゴヤ賞最優秀スペイン語外国映画賞など多くの映画賞に輝き、アルゼンチン版“オーシャンズ11”の評価を受けているという。

【作品情報】
明日に向かって笑え!
2021年8月6日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ他全国順次公開
配給:ギャガ
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